アイドルはなぜこんなにも輝くのか?自明性崩壊した世界の0からの戦い
今日はアイドルをキーワードに自明性の崩壊した世界の0から価値について考えたいと思います
自明性それは
「昨日に縛られた今日」みたいなことらしいです
昨日と今日が同じ世界、それがずっとずっと続いていく世界です
当然ですがそんなことはありえませんね。
楽譜からレコードそしてCD
音楽の鑑賞するツールも時代によって変わりますね
先日のAKB総選挙にコメントを寄せた音楽家の小室哲也さんが
「いまCDが世界一売れているのは日本だと思う、それはAKBがいるから」
のようなニュアンスのことをおっしゃってました。
ぜんぜん別次元ですが漫画家の水木しげるさんの自伝を思い出してしまいました
水木さんは雑誌漫画家になられる前に紙芝居作家と貸し本漫画家でした
のちに過渡期の産業の場にいたときのご苦労についても漫画の中で描かれていました。
CDの本来持つ音楽を聴くという機能の代替物はさまざまにあります
今はYouTubeなどに公式でミュージシャンの方の新曲が無料で視聴できる時代ですね
単純に音楽を聴いてもらう際にお金の動きが生まれるということではなく
音楽を創造するということは人々の心に感動を生むことですから
この感動を提供してくれる人間を経済的に支えるというモデルもいろんなところで生まれている気がします
批評家の東浩紀さんが「コンテンツの価値はコンテンツそのものにはなく、コンテンツをめぐるコミュニケーションが価値を生む」
とおっしゃっておりました。
このご指摘はとても目からうろこですね
言葉を私なりに置き換えると「かっこいい男のモテる事実は、かっこいい男そのものにはなく、女子が教室の隅でキャーキャーいう中で生まれる」
ってことでしょうか
それを見て男子も「おい、〇〇って随分女子にモテんな、スゲーな」・・・みたいな感じで盛り上がるということですね
もちろん〇〇君が最初からモテる要素があったにせよそれが可視化されない限り、人々が共有するひとつの前提とはなりえません
つまり価値は評判により派生するということですね。
しかし先日のAKB総選挙で上位に挙がったメンバーを観て単純に顔が好みじゃない
とかもっとかわいい人いるじゃんと思われた方もいらっしゃるかもしれません
というわたくしも生まれて初めて今回の選挙を辞退しました
理由は二つ、推メンの平嶋夏海さんが選挙前に卒業してしまったこと。
もう一つはももいろクローバーZの魅力に目覚めてしまい。センターはモモクロの百田さんだろ。。
のような形で私は参加しない方針にしました。
百田さんはモモクロでAKBではないので当然選挙には参加しません。
エントリーしていない人間を選ぶことはできません。
さて先ほどの話に戻します
アイドルのアイドルたる最大の理由は
「エントリー」していることだと最近思うのです。
一般社会でどんなにアイドルになったら魅力的な一般人がいてもアイドルでないのに
「君、かわいいね~応援してるよ!」と言ったらストーカーとして通報されます
この人はアイドルである!とまず自分もエントリーする意思がない人をアイドルには絶対できないのです。
アイドルになれないというよりアイドルにできないのですね。
自己紹介がとても大切になります。
ものを作る人間が良くものを作る際に
「これにはどんなイメージがあるですか?」
と聞かれると「発想です」とか「思いつきです」と答えることがあります
たくさん作品があるなか1、2は思いつきですは理解できますが
全部「思いつきです」と答えられると
ストレートに言うと「こいつアホか・・・」と思われかねない気がします
確かにこの世界には説明不能なものもありますが
全部が全部思いつきでイメージ
自分の作ってる事の意味、ものの価値を本人が分かってない人に本人の説明できない凄い価値があるとしたら
とても親切な世界だと思います
言葉がとても大切だと思うのです
コミュニケーションの中で自分というものを少しずつ浮き彫りになって自分というものを理解する
その自分がなぜこれを作るのか?などさまざまな角度で考えると
せっかく相手から
「あなたは何者ですか?」と興味をいただいている好機を逃さず
「自分の存在」と繋がる「物事の価値」を示すことができます。
私がアイドルから学んだことは
彼女たちは「普通の女の子」だとよく言いますね
普通の反対をこの場合「特別」と考えましょう
特別な女の子になるためには普通の女の子が特別になるための戦いに参加しなければいけないと思うのです。
そして普通の女の子が血の滲む努力と苦しみの果てに特別になると思うです
そしてまずエントリーすることが大切です
「私はみんなの幸せにしたい!」
そんなこと言うと人はこいつアホかと思うことがあります。
なにより他人が思うより自分自身が自分の言葉を理解できず自分で自分がアホかと思うのです
それはまず自分が自分に嘘をついてる感じがするし
みんな私が「みんなを幸せにする」といったらアホだと思うだろうな~とか
本来自分がエントリーすべき場と関係のない気持ちに引きずられエントリーをためらうのです
このエントリーしないと絶対結果が得られないことのわかりやす例が
恋愛の場面の告白だったりするのです
結果をしりたくない恐怖心から戦いを避ければ永遠に結果は得られず
戦わない人にバトルストーリーもセカンドステージもありません
負けても買っても、リング上に血と汗と闘志を刻み付けることが大切だと思うし
戦わない人を応援できません
そして戦う意味のない戦いも応援できません
自分を見つめ、自分はなにものなのか、なんの為に、なにを伝えるのか
ささやかで良いので
私ってこういう存在だぜ!こんな風に役に立ちたいぜ!とエントリーできると面白いかもしれません。
いつも通りなんだかぐだぐだ好きなことを喋りました、最後までお付き合いいただきありがとうございました!
モモクロではありませんが
バトル&ロマンス!
戦いは醜いものばかりではなく、生きることの美しさ
夢ですね☆
ぐだぐだですがお時間になりましたので失礼します。
J
by art-ma-network | 2012-06-10 20:16 | スタッフのひとこと | Comments(0)