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東北関東大震災 義援金について

今行われているチャリティーや、募金、ボランティアを、ムードで終わらせてはいけない!!
自分の暮らしと、日本のあり方をもう一度考えています。

3月11日の震災、地震と津波、それに加えて原子力発電所の事故は、私の想像の枠を大きく超えていました。
阪神大震災のときには、震災から一週間目に神戸に入り道路がふさがった状態で、もっていった物資も避難所に届けることが出来なく、悔しい思いをしながら、入り口の自衛隊の方に渡して帰らざるをえませんでした。
3ヵ月後に避難所に入ったときには、被災者の方は、今食べるものがある、生きていてよかったというレベルから、身内の方がなくなったことをすぐには受け入れられ無かった物が、時間がたつと重い現実となり、悲しみも深くなっていました。
仕事もなく、仮設住宅に入ったときは、屋根があるだけでよかったのですが、その時期は仕事のことや、自宅にお風呂がないことや子供たちのことがすべて被災前と同じには戻らない現実の中で、本当に苦しんでいらっしゃいました。

今回の震災も今はみんなが興味を持ち、心をひとつにしてがんばっていますが、いつまでもこのままで行かないのは皆さんも想像していただけると思います。
本当にこれから先が、心の問題や、生き方や、新しい暮らしなどについて大変なことがたくさん控えています。
今私がしなければいけないのは、しっかり覚悟することだと思っています。その覚悟とは、
 ・東北の問題ではなく、自分の問題だと自分の現実に置き換えること。
 ・被災者の気持ちを思えばとか、被災地に比べればなどと傲慢に比較すること
なぜなら被災した方の本当の悲しみや、苦しみは、どうやっても私にわかるわけがないと思うから。
・今行っている義援金や、物資を集めることは、今大変な人がいるから行うのではなく、
これから1年、3年と続け、募金や節約などが特別のことではなく、当たり前になる生活を長く送ること
 ・一番大きなキーワードとして、子供たちを助けること
今回の震災は、日本を変えると思います。
私たちも変わらなければなりません。
新しい人のあり方、新しい社会の仕組みを模索するときと思っています。

アート・マーケット ネットワークでは、アート・コーナー及びアート・マーケットの出展料の一部を義援金として寄付していきます。
また被災者支援と、復興に向けて義援金を贈るために、募金を募っていきます。
すでに店頭では実施中です。
設置場所は、ファクトリー「アート・コーナー」カウンターに常設。
加えて、今後開催する「アート・マーケット」会場内においても毎回実施していきたいと思います。

期間は 長い支援を続けたいと思いますので、当面は、今後6ヶ月間継続します。
送り先については大きな義援組織に入れるのではなく、私たちの持っているNPOネットワークの情報にもとづき、
その時点でもっとも必要な所や、人々、有効な活動に対して義援金を送ります。 
4月中には、一回目の義援金として現地に(今のところ釜石市)、北海道から入っているボランティア支援のため
に、集まったお金を送る予定です。
お預かりした義援金を送る毎に、店頭・アートマ会場内にて、金額、送り先を公表していきます。
趣旨にご賛同いただき、ぜひともご協力いただけますように、よろしくお願いいたします。

                                       小玉 豊治

by art-ma-network | 2011-04-01 22:13 | スタッフのひとこと | Comments(0)