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「人として、アーティストとして」

東日本大震災において被災された皆様、心よりお見舞い申し上げます。
そして、いまだ安否不明となっている方が、一人でも多くご無事でいることをお祈り致します。

毎日、とても悲惨な光景をテレビで目にする度に胸が苦しくなり、こんなに小さな島国で同じ日本人として暮らしているのに、直接手を差し伸べることができない現実を前に、「何かしたい!」という気持ちばかりが先行し、ついつい冷静さを失ってしまう自分に嫌悪感を抱いてしまいます。

きっと、同じような気持ちでいる方は沢山いると思います。

今できることは何か?
2ヵ月後、3ヵ月後できることは何か?
半年後、1年後できることは何か?
2年後、3年後できることは何か?
5年後、10年後できることは何か?

たとえ明確な答えが出なくても、今の気持ちを決して忘れずに考え続けることが大切だということを知りました。
状況が日々変わる中、今必要なことと1年後、2年後必要なことは違う。自己防衛として人間に与えられた「忘却」機能がある中、辛いことや悲しいことを忘れようとするその本能に逆らい、果たして数年先、今と同じ気持ちで現実を受け止め、被災地のことを考えられるか。
幸せなことに私の周りには、色んな人生経験や知識、感性が豊富な人生の先輩が沢山いるおかげで、上記のことを含め色んなことを教わり、考えるきっかけとなりました。
そして、目先のことに感情的になったり悲観的になっていた自分に気付き、反省しました。

新聞に、ある精神科医のコラムが載っていました。その記事を読んで、少し気持ちが楽になった方も少なくないのではないでしょうか・・・。
その一部より、
『これからは、日本中がお互いを支え合い、励まし合って、立ち直っていかなくてはならないのだ。そのためにも、まずすべきことは、自分で自分を守ること。そうできる人は、ゆっくり体を休め、食事をきちんと取り、お風呂に入って体をあたためる。「被災地の人に申し訳ない」と思う気持ちもわかるが、そうやって自分を維持することが直接、被災していない人の義務だと思う。
 「あなたの力が必要」と言われるその日に備え、自分の生活と健康を守る。それが今、私たちにできる最大限のことなのではないだろうか。』

今の自分には、水も電気も通った家があること、ストーブも布団もあり寒さに困らないこと、三度の食事が食べられることなどが申し訳なく思えたり、罪悪感を抱いたりしました。
でも、そうではないんですね。
そのコラムを読んで、こういう時だからこそ、目の前にある生活をいつも通りに生きなければと思いました。

ニュースを見ていると、スポーツ界、アーティスト界など、各方面で沢山の著名人がアクションを起こしていますね。
大物有名人のように多額の寄付や、大きなチャリティーイベントはできませんが、微力ながら私も毎月の売上の一部を義援金に寄付したいと考えています。
そして、数年先もこの震災のことを忘れず、その時その時できることを考え続け、何らかの形でそのメッセージを発信できるアーティストでありたいと思います。

一日も早い、被災地の復興を切に願っています。

S

by art-ma-network | 2011-03-21 20:45 | スタッフのひとこと | Comments(0)